- 2011-10-19 (水) 22:49
- 用語集
筋肉を形作っているタンパク質は、さらに細かく見るとアミノ酸から構成されています。アミノ酸の種類は500種以上もあると言われていますが、人体に存在するタンパク質は、そのうちわずか20種類のアミノ酸から構成されています。
<人体のタンパク質を構成するアミノ酸>
アラニン、グルタミン酸、アルギニン、アスパラギン酸、アスパラギン、システイン、プロリン、グリシン、セリン、チロシン、バリン、ロイシン、イソロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、ヒスチジン、スレオニン
つまり、筋肉を発達させていくためには、これらのアミノ酸をしっかりと補給していく必要があるのですが、バリン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、ヒスチジン、スレオニン、リジンという9種類のアミノ酸については、体の中で他の栄養分から作ることができないため、必ず食事等によって外部から摂取しなければなりません。
つまり、人体のタンパク質の維持・発達のためには不可欠なアミノ酸ということで、これら9種類のアミノ酸を「必須アミノ酸」と呼んでいます。英語では「Essential Amino Acid」と言い、略してEAAと呼ばれることも少なくありません。
当然、プロテインにおいても、この必須アミノ酸については、十分すぎるほどの配合がされているのが通常であり、必須アミノ酸が欠けているようなプロテインは存在しないといってよいでしょう。特に必須アミノ酸を強化したプロテインは「EAA+」といった表記がなされることもあり、海外ブランドのプロテインでもこうしたタイプは少なくありません。
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